マスタリング終了!
皆さま、いよいよレコーディングが終了しました!
昨年の8月から曲作りを始め、1月からレコーディングを開始し、3月にミックスダウンという、音を整える作業をライブツアーをやりながらやり、マスタリングを昨日やりました!
僕は、今回の作品には、かなりの思いいれがありまして、マスタリング終わった瞬間に、込み上げるものがあり、泣いてしまいました!
音楽を作って、マスタリングにさんざん立ち会ってきましたが、こんな思い入れのある気持ちになったのは、初めてです。
こんなに、思い入れがあって、やっとミュージシャンとして、スタートだなと思いました。
いままで、感情すら動かなかった。
いままでの俺は冷酷な人間だったんだなって、反省しました。
記念に、マスタリングスタジオで、写真を撮りました。
実は、僕は、インディーズだろうが、プロだろうが、クオリティは、プロのレベルで、っていうのが、僕のポリシーです。
なので、メジャーで皆さんがやっている、ビクターの小島さんで、マスタリングをしました。
小島さんは、僕のプロデュースの仕事で、数々のヒット作品を共に作ってきましたし、小島さん自体がかなり有名な方です。
例えば、サカナクション、マンウィズ、RIZE、サザン、などなど、有名な方で言えば、そういう方とやられております。
こんな新人がと思いますが、上のランクの方と仕事をすることが、ミュージシャンとして、ランクをあげる秘訣です。
上の世界を知らない人に、上には行ける筈がない。
美味しい料理を食べてない人が、美味しい料理を作れないのと同じです。
ナツは、
「私なんか、こんな場所に居て良いのですか?」
と言ってましたが、
「今まで頑張ってきたから、成長してきたから、今、このビクタースタジオと言うステージに来たのだよ」
と伝えました。
僕から見て、僕はめちゃくちゃ厳しいプロデューサーで有名なのですが、二年間、二作品、その厳しさに耐え、根性を見せてしがみつき、自分の思考を変え、毎回会うたびに俺に激怒され、ツアーの下積みでも、お客さんがなかなか来てくれない不安と戦い、それでも前に進んできた、彼女は、出会ったときの彼女とは、まるで別人。
発言や行動も、プロミュージシャンに近づいてきました。だからこそ、次のステージを提供しました。
彼女には、言いましたが、メジャーデビューした、若手のバンドマンですら、こんな立派なスタジオは使わせてもらえないよ。
それなりの思考しかなくて、無駄に給料もらって、やったって喜びながら、甘い汁を吸って、消えていくだけのやつらが、世の中ほとんどだから、スタジオ1つ良いところを使わせてもらえる感謝の気持ちや、周りの人に有り難い気持ちなど、まったく感じないし、それが曲に出てる。
僕やナツは、そういうミュージシャンの姿勢が大嫌いです。だから、売れない。簡単ですよ。
俺たちは、そういう中途半端な作品は、絶対にだしません。
聞いてくださるお客様や、スタッフにも失礼だし。そんなこともわからないやつは、お金をもらって音楽をやる資格はないと思います。
ついつい熱くなりましたが、そういうすべての思いを込めた1枚です。
小島さんです。
僕は、こっそり、気持ちに気合いを入れるために、アイスランドで買った、シガーロスTシャツを着ていきました。
皆さん楽しみにしててください!
TAK!シガーロス公演より。